ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]



ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]
ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション [DVD]

ジャンル:DVD
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参考価格:¥ 6,158 (税込)

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ほんとうのともだち

「君たちにとって、ほんとうの友達とは、失敗した時に笑う友達ではなくて、君を高みへと導いてくれるような友達だ。」

というシーンを見ていて、「こどもが必要としている時にこの言葉を言えるようになるまで、しっかり覚えておこう。」と 親としての語彙を増やすつもりで、食い入るようにみた一本でした。

数々の言葉が 子育てで行き詰るであろう親としての私を励ましました。
どこかで満足したらそれで終わり、という言葉にもなんだかそわそわさせられました。

この映画は ひとつの舞台ができあがっていくまでをドキュメンタリー方式でみせてくれるものでした。 指導する側、される側、ひとりひとりが本音を語り、グループのダイナミズムが描かれる、とてもリアルでライブな映像でした。

「子供達が一歩高いレベルにいけたら、今度はその高いレベルの人たちと対等にやっていける。子供をそこまで持ち上げられなかったら、その子供達は惨めな気持ちになり、私はそれに対して責任がある。」と話していた指導者に、頭が下がる思いがしました。 

こどもは真剣な指導者からは、必ず何かを吸収し、少しでも高いところに着地して、違う景色が見えるようになるんでしょうね。子育てもやっぱり真剣勝負だなあ、としみじみしました。
それぞれの、真摯

一番相手が楽しんでくれるのはどう楽しませようかと練っているときじゃあなくて、こちらが真剣になったときだと思う。
楽しむことは必要じゃないの?と子供に問われて振付家のロイスマンが言った「私は真剣さを楽しんでいるよ」という言葉が、印象的だった。


250人が出演する舞台というだけでどれだけ大変なんだろうって思うのに子供たちはほとんどダンスの経験のない子たちばかり。しかも6週間でそれを仕上げる。
とほうもない。
はじめは好奇心で動いていた子供たちもだんだん嫌になって文句を言ってだらけるようになる。
そりゃそうだよなあ。

だけどロイスマンはあくまでも真剣に、真摯に、子供たちのこころに訴えつづける。
一生懸命やることが恥ずかしいのか?できないところから逃げようとしてふざけたり笑ったりしているんじゃないのか?

子供がふざけるのにそんなたいそうな理由はなかったりもするのだろうけれど、でも、ロイスマンの語ることばのなかから子供たちが感じたことは大きかったんじゃないだろうかと思う。
真剣にぶつかってくれるひとに対して自分がどうあるか。
経験のない子供としてじゃなくて、ダンサーのひとりとして、決して手をゆるめないやりかた。

子供は自分がどれほど可能性に満ちているかをしらない。
自分にもできることがある、ひとと触れ合う感触、コンタクトをとろうとする空気、いつもよりももっと空に向かって指を伸ばしてみること。
そのことに気付くことがどれだけ大きなことかと思う。

からだにはこころの状態が出るというけれどそれはほんとうのことで、私も踊りをするようになってから、そのことをつよく感じるようになった。
からだとこころはつながっていて、自分のからだのすみずみを把握することはこころを掴んでおこうとすることと無関係ではない。
踊りに触れて子供たちが感じ取ったことはさまざまだろうけれど、そこで得た感覚で世界を見るのは、たぶんこれまでのものとは違うと思う。
皮膚を感じることは、知らなかった自分の内側をあらためて見直すこと。
音をあたらしくとらえることは、自分と、自分が接するものとの関係を深いどこかで嗅ぎ取ること。


ラトルがオーケストラに対して要求してゆくやりかたが好きだなあと思った。
そしてそのことばに反応して音を深めてゆく団員のひとたちは、やっぱりすごい。
ラトルのインタビューを読んでベルリン・フィルの芸術に対する考え方にわくわくした。
http://www.cetera.co.jp/library/rattle.html

感じるきっかけを与えてくれる。
方向性を投げかけてもらい、それを自分で咀嚼したり、しきれなくてもいいからとにかく感じてからだに映してみること。
その相互の歩みよりや、提案のやりとりがすごく面白い。
たいてい、違うよちがうよ!って自分のなかではもやもやしちゃうんだけど。
でもそれも、ありなんだ。

必見☆圧巻の特典映像!!

本番日の数日前に、ラトル&ベルリン・フィルが、本番で実際に踊る子どもたちを招待して、ハルサイの実演を行った際の、特典映像(全曲)が圧巻☆

指揮者もオケメンバーも、カジュアルな服装。
…というか、日本語で言う「ふだん着」を着てる、その辺にいるオジサンそのものな方もチラホラ。笑。ドラマのだめのダーティーペアみたいで、なんだか親しみが持てますよ♪

ラトル&ベルリン・フィルのDVDと言えば、ヨソイキな格好のヨソイキな演奏のイメージが強いんですが(特に、マーラーの五番からの印象)、ここでは完全に覆されます。

丁寧なのに生々しく熱い演奏から、子どもたちに向けての真剣なメッセージが見てとれます。
「俺たちは手を抜かないから、君たちも覚悟しとけよ!」みたいな気迫が伝わってきます。

☆カメラワークも秀逸☆
休符の間の奏者たちの表情が、ふんだんに、かつ、さりげなく撮られており、興味深い。
真剣に楽譜を見つめる姿(…楽譜とは、作曲者と指揮者の指示書きであることを思い出させる)、難所の掛け合いを弾き切った直後の者たち同士のアイコンタクト(「よっしゃ!」って聞こえてきそう)、一瞬の休符の間に行う楽器の微調整、「いざ出陣!」とばかりに弓と首を左右に振って弾き始めるヴァイオリニスト。

指揮者ラトルの身振りもいちいち面白い。練習でどんな指示を出したトコなんだろう?って思ってしまう映像満載(「空手チョプ!みたいにやってくれ」とか?笑)

ちょっと高めですが…映画に興味がなくて、この特典映像だけを目当てに買っても、充分モトが取れると思います♪
いま観るべき、感じるドキュメント!!

この作品の存在価値は、たんに異端扱いできる子どもたちを集めて、
そこに本物の芸術を教えたことではなく、むしろ、サイモン・ラトルを
はじめ、ベルリン・フィルのメンバー、ダンス振付師など、ホンモノの
芸術家たちが、無垢な子供たちに最初の目的から脱して、芸術の
本質的な可能性や、そのエネルギーやパワーを共感してゆくところに、
この作品のドキュメントとして価値があるように思います。
そして、その過程をじっくりと作品を通して観ることによって、観てい
る我々までもが、確実に何かを確認したような気分になります。
それは、芸術が人間に、そして社会に必要な理由を・・・少しでも感じ
取れたような気持ちなることであり、更に社会という枠組みの中での芸
術的価値観の尺度をも考えさせられる作品です。
ベルリン・フィルと子どもたち

劇場で観ていた時、これは高校生位の子供に観せたいと思いました

ダンスをしたことのない「今まで落ちこぼれのような子供たち」が、自分にだんだん自信を持っていく姿、子供たちを信じて伸ばしていく指導者、感動します

一緒に観ていた息子が、「これを中学か高校の頃観たかったな」と、ぽつり・・

劇場では娘と一緒に観たのですが、「キチンと努力してその成果をあげられる娘」にはあまり感激はなかったようです

でも、若い頃コンプレックスでいっぱいだった私や、今落ちこぼれのような息子、自分を諦めているような子や自信のない子は勇気が出る映画です

DVDには、映画にはなかったその後もあり嬉しく観ました

あと一枚、映画では端折られた、音楽編、ダンス編が通しであるので楽しみです



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